病気と闘いながらの気づき
30歳くらいのある日、突然の呼吸困難!このまま死んでしまうのかと思う程の苦しさ。これがパニック発作の始まりだった。色んな病院で検査をしたけど特に身体に異常は無し。
心療内科に通い薬を飲みながら、お仕事も辞めれず家事に子育てに追われてた。
でも薬も段々と効いてきて時々は発作が出るものの、なんとか十数年まぁ元気に過ごして来た。
そのうち治るだろうくらいの気持ちで。
ところが3年前のある日。
最近やたらと青あざ(内出血)があちこちできるよねって思ってた。
ちょっと近所の内科にでも行ってみようと軽い気持ちで内科へ
血液検査をして翌日結果を聞きに行くと
先生が慌てふためいた様子で
「紹介状書くので明日すぐに総合病院の血液内科へ行って下さい」と。
血小板の数値が異常だったよう。
翌日、血液内科で骨髄液を採る検査。
結果は2週間後だった。この間生きた心地はしなかった。
診断結果は 骨髄異形成症候群という難病だった。治療法も今は無いらしい。
5年生きれる確率はかなり低いと。
骨髄移植をしても助かる確率は低いと。
「あー私死ぬんだなぁ」って思った。
時計の秒針がカチカチと回る音が1秒1秒命が削られて行くようで恐怖だった。
でも検査の度に少しずつ数値が良くなって来た。
骨髄移植の提案も無くなった!
私、生きれるかもしれないと思った。
またお仕事も始めて普通の生活が出来るようになった。
頑張って生きようって思えた。
でもしばらく検査に通ってた総合病院の婦人科で良くない検査結果が出た。
子宮上皮ガンだった。昨年のこと。
手術をしなければならない。でも血小板の数値が低すぎる。止血出来ないかもしれない。リスクはかなり高い。でも手術をせずに放っておくことは出来ない。
幸い同じ総合病院の血液内科と婦人科。
先生たちがタッグを組んでリスクを減らせる方法を色々考えてくれた。
おかげで無事に子宮と卵巣の全摘手術をする事が出来、元気に退院。
術後の経過も良好。
と思いきや、今度は肝臓の数値が良くない。
まだ病気というレベルではないけど、心療内科のパニックの薬を減薬する事に。
でも検査をしても異常なし。
ご飯も食べれず水分だけの生活。
このままでは苦し過ぎると先生に相談して薬を少しだけ増やしてもらった。
今は随分楽になり、食事も食べれるようになった。
大きな病気をしたけれど私は何も変われてなかった事に今回気付いた。
ずーっと病気と闘わなきゃ!頑張らなきゃ!負けられない!
元々の性格もそう。頑張り過ぎる、甘えられない、人に頼れない、完璧主義、手抜きが出来ない。
今回苦しんで気付いた。
我慢しない とか 自然体で生きる とか色々と書籍も読んだし、周りの人たちの言葉も気づきの一つになった。
私はずっと鎧を着て、肩の力が入ってて仮面を被ってた。
子供の頃はこんなじゃなかったのに段々とそういう自分になってた。
あー自然体でワガママで気楽に生きたらいいんだ!ってやっと気づいた。
病気だって認めてあげて私の身体の一部なんだから上手くお友達になればいいんだ!
人に迷惑かけていいじゃん!だって頼って甘えるって事は相手を信頼してるって事だし、そこには愛があるもん。
今まで背負って来た荷物、やっと下ろせた。楽になった。ありのままの自分でいられる時間が増えた。
人の目は気にしない。
今までは私カッコいいでしょ?みたいな服を着てフルメークで高いヒールなんてカツカツ言わせながら歩いて。
でも今は全く違う。
自分が楽に過ごせる服にほとんど素顔のようなメイク。
心ももちろんノーメークで自然体。
やっと解放された感じ。
今の私が一番好き!
もう以前の自分に戻りたくない
だから何か形にしたくてこのブログにたどり着いた。
これから自分が自分らしく生きれるよう
自分を見つめ直す機会にしたいと思う。
私の未来はきっと明るい!!
写真は咲き始めた紫陽花
近くの公園で撮ったもの。